カルシウムの大切さはよく知られていることです。
子どもの頃によく牛乳を飲まされた記憶がありますよね。
・骨を丈夫にする
・筋肉の働きを良くする
・血行を良くする
・精神を安定させる
様々な効能がありますから、
成長期の子供はもちろん、大人にも必須の栄養素です。
現代の食事ではカルシウム不足になりがちですので、
どんどん摂るべきなのですが、ひとつ落とし穴があります。
実はカルシウムは摂り過ぎると、思いもよらない副作用があるのです。
なんでも摂り過ぎはいけません。
カルシウムの過剰摂取による副作用を知っておきましょう。
カルシウムの過剰摂取による副作用
カルシウムの推奨摂取量は600mg~800mg。
実際には平均で531mgしか摂取していないといわれています。
一方、摂取量の上限は2500mg。
上限を超えるカルシウムを長期にわたって摂取すると副作用が起きます。
その副作用とは「骨がもろくなる」
骨を強くする働きがあるカルシウムですが、
過剰に摂取するとなんと逆作用が起こるのです。
まさに過ぎたるは及ばざるが如しといったところですね。
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なぜ過剰摂取でなぜ骨がもろくなるのか
カルシウムを過剰に摂取していると
余分なカルシウムが排泄されます。
その時に骨を丈夫にするミネラルも一緒に排泄されてしまうのです。
骨というのは腐ったりしませんし、
高温でないと焼いても残ったままです。
しかし、体内では溶けたり生成されたり
新陳代謝をして、変化を繰り返しています。
また、栄養不足によって体内のミネラルが不足すると
骨に貯蔵されているミネラルが血液中に放出され補われます。
ミネラル不足が長い期間にわたって続いてしまうと
骨はスカスカになり、いわゆる骨粗しょう症になってしまうのです。
サプリメントに注意
多くの人がカルシウム不足の傾向にありますし、
普段の食事によってカルシウムを摂取している分には問題はありません。
問題はサプリメントです。
不足な栄養分を補うのに便利なサプリメントですが、
手軽さゆえに過剰に摂取してしまっていることもありえます。
1日のカルシウム摂取量の上限は2500mg。
含有量をしっかりと確認して摂取するようにしましょう。
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カルシウムの多い食品は?
カルシウムは、乳製品や魚、エビ、葉物野菜に多く含まれます。
中でも乳製品が吸収率も高くオススメです。
カルシウムといえば牛乳というイメージがありましたが、
近年では牛乳ではカルシウムは摂れないということも
一部で言われているようです。
それは牛乳に含まれるリン酸がカルシウムと結びついて
体外へ排出されるということからでしょう。
しかし、それはリンがカルシウムより2倍以上含まれている場合。
牛乳は1:1で含まれているため影響は受けないと考えられます。
現段階ではカルシウム摂取に理想的な飲み物だといえるでしょう。
まとめ
・サプリメントでの摂取に注意
・乳製品が含有量、吸収率が高い
体内でカルシウムが吸収されるには
マグネシウムとビタミンDが必要になります。
やはりバランスのとれた食事が重要ですね。
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