オリンピックまであと半年というときに、事故にあってしまったバドミントンの桃田賢斗選手。
現在は怪我を乗り越え、順調に回復しているようではあります。
有力な金メダル候補ですから、是が非でもオリンピックでみたいですよね
桃田賢斗選手はオリンピックに出れるかどうか、調べてみました。
桃田賢斗はオリンピックにでれるか?
桃田賢斗選手はオリンピックに出場することができるのか?
まず、桃田賢斗選手の身体の状態はおいておいて、代表に選ばれるかどうかという点で見ていきます。
・各国シングルス1名、ダブルス1名
・ワールドランキング1~16位に2名以上いる場合は、2名
バトミントンのワールドランキング上位者が選ばれ、基本的には各国1枠しかありません。
ただし、同国の選手が16位までに2名入っていれば、2枠獲得します。
ではワールドランキングを見てみましょう。

桃田賢斗選手が109,118ポイントで、圧倒的に1位ですね。
16位の選手とは約5万8千ポイントの差があるので、ランキング的にはまず間違いなくオリンピックに出場することができます。
ちなみに、16位以内には日本の常山幹太選手と西本拳太選手が入っており、2枠も期待できます。
怪我の影響
問題は、怪我の影響がどうなのかという点ですね。
ざっと、経緯を振り返ってみます。
桃田賢斗選手が事故にあったのは、1月13日。
怪我の内容は、眉間部裂傷、唇裂傷、顎部裂傷、全身打撲というものでした。
この時点では、骨折等はないという診断で、1~2週間で回復するとされていました。
その後、2月3日からの日本代表合宿に参加するものの、異常が発覚。
右目眼窩底骨折という診断でした。
緊急出術を受け、2月13日に退院。
3月6日に会見を開き、あらためてオリンピックを目指すと宣言しました。
しかし、問題は桃田賢斗選手が訴えた「シャトルが二重に見える」という違和感です。
スマッシュの初速が時速300kmを超すというバドミントンというスポーツで、目の違和感は致命的とも言えます。
手術をすることによって、この問題が解決したのか。
眼窩底骨折は、ボクシングやレスリングなど、スポーツでも多い怪我です。
桃田賢斗選手は手術後に「はっきり見える」と言っていましたが、元のレベルに戻るどうかは不明です。
また、将来は完全に治っても、東京オリンピックに間に合うのかという問題もあります。
復帰戦で、どこまでできるのか。
状態が悪ければ、桃田賢斗選手のオリンピック辞退もないとは言えないのです。
五輪延期なら万全か?
2020年、世界中に蔓延して大きな問題となっている新型コロナウイルス。
日本はまだ感染拡大を抑えられているほうですが、東京オリンピックの延期も取りざたされています。
もちろん、桃田賢斗選手にとっては延期になれば回復の期間がながくなるので、有利に働くのは間違いないでしょう。
しかし延期になったとして、どれくらいの期間の延期なのかは、まだわかりません。
桃田賢斗選手の、目の違和感が延期した期間で治るのかどうか。
二重に見えるという症状が改善するのに半年~1・2年はかかると言っている医師もいるようです。
東京オリンピックが延期なったからといって、万全とはいい難いと思います。
通常どうりの開催でも延期でも、桃田賢斗選手が無事にオリンピック出場している姿をみたいものですね。