名古屋ウィメンズマラソンで、オリンピック代表を目指す安藤友香選手。
初マラソンで日本歴代4位の記録を出し、一躍トップランナーに躍り出ました。
その後は、期待されたほどの成績をだせずにいますが、ここ一番で復活してくれるのではないでしょうか。
安藤友香選手の走るフォームについて調べてみました。
安藤友香のフォームは忍者走り
安藤友香選手のフォームは、非常に特徴的です。
両腕を下げたまま、あまり前後に振らずに走ります。
脚はよく回転していますが、体の上下動が少なく音を立てずに走っているかのように見えます。
まるで忍者が走っているようで、忍者走りと言われています。
高橋尚子さんによると、この忍者走りは非常に効率がよい走り方のようです。
- 手を下で振ることにより、腰の回転が早くなり推進力が生まれる
- 上下動が少なく、無駄がない
- 靴の減りが少なく、疲労も少ない
- 無駄な筋肉がつかず、故障のリスクも減る
確かに見ていると、静かにはしっているようで力みがまったくないですね。
腕を大きく降って飛び跳ねるように走るアフリカ勢のフォームもダイナミックでいいですが、忍者走りは日本人に合っているような気がします。
ストライド走法のメリット・デメリット
安藤 友香(あんどうゆか)選手プロフィール
— ワコール:Wacoal【公式】 (@Wacoal_News) September 13, 2019
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歩幅を広く走るストライド走法のメリットは、スポードが出やすいこと。
逆にデメリットは体の上下動が大きくなってしまうので、フォームが崩れがちになります。
また、着地のときの衝撃も大きいので、足はもちろん全身に負担がかかります。
忍者走りは、ストライド走法ではなくピッチ走法です。
ピッチ走法は歩幅を狭めて、足を早く回転させる走法で、海外選手よりも小柄な日本人に合っていると言われています。
ピッチ走法のメリットは、ストライド走法のデメリットの逆です。
体への負担が少なく、フォームも崩れにくいのが特徴です。
逆にデメリットは足の回転が速くなることで、体力を消耗しやすくなること。
ピッチ走法で早く走るには、体力を消耗せずに足の回転を早くすることが大事になってきます。
体力を消耗をできるだけ抑えた忍者走りは、ピッチ走法の進化版といえるかもしれません。